連結送水管とは「消火上必要な施設」の1つで、火災発生時に駆けつけた消防隊が消火活動を行う際に、消火用の水を火災が発生した階まで消防ポンプ車から速やかに送水するために、あらかじめ建物に設置されている設備です。


設置義務のある建物 | ■地上7階建て以上の建築物 |
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■地上5階建て以上で、延べ床面積6000㎡以上の建築物 | |
■全長50m以上のアーケード | |
■延べ床面積1000㎡以上の地下街 | |
■各種車両が入る倉庫などの建物 | |
■道路の部分有する防火対象物 など |

連結送水管耐圧試験の時期
連結送水管 | ■連結送水管を設置後、10年を経過したものにつき3年毎に実施 |
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消防用ホース |
■消防ホースを設置後、10年を経過したものにつき3年毎に実施。 ※ホースを新しく設置した場合は取り替え(製造年月)後、10年間は耐圧試験が免除されます。 |
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責任を持って試験を実施させていただきます
当社は、平成14年の既設物件の耐圧試験義務化より以前の、昭和62年からタンク車による試験を実施してきた実績ある会社です。徹底した安全基準が評価され、万が一の場合にも、業界では他に類のない3億円以上の保険保証を備えております。
試験車は計器等の定期的な校正を義務化しているA-2級試験車両を使用し、実際の消火活動時で実施される送水を忠実に再現することが可能です。
耐圧試験は、消防設備士、消防設備点検資格者の経験豊富な有資格者が担当致します。
試験器具は、配管の破損等につながるウォーターハンマー現象を回避する、当社独自に開発した器具を使用し、放水試験は水の拡散のない無反動放水器具を使用します。
配管の破損による水害が懸念される、配管が乾式配管かつ用途が物品等取り扱う倉庫のような場合、水による耐圧試験の前に、窒素ガスを使用した耐圧試験も実施可能です。
連結送水管耐圧試験の流れ
お客様からのお問い合わせ | 製造後10年を経過した消防用ホース、設置後10年を経過した連結送水管、または前回の試験より3年を経過したホース・連結送水管は耐圧試験が義務付けられています。お気軽にご相談ください。 |
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事前調査 | 点検対象物の構造や既設設備、配管経路の確認を致します。また、試験車両の配置場所を確認致します。 |
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お打ち合わせ | お見積の提出後、点検実施日の調整を致します。 |
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点検の実施 | ①各階のバルブ、止水弁、逆止弁の確認を行います。 ②試験車両より送水し、各端末の放水口よりエア抜きを行います。 ③0.1Mpずつ加圧し、その都度降下圧力がないことを確認していきます。 ④締切静水圧を3分間保持し、圧力の安定を確認します。 |
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報告書の作成 | 試験結果を作成しお客様に郵送致します。 ※ご希望のお客様には、試験結果をCD-Rに致します。 ※試験結果をお急ぎのお客様には現場で試験結果をお渡し致します。 ※不備・不具合のあった場合は御見積書を作成致します。 |
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基本料金に含まれる業務 | 事前現地調査 送水口パッキン(弁体部は除く)交換などの軽微な整備 不良が見つかった場合の調査、お見積の作成 試験結果、写真帳の作成 試験結果の消防提出 |
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